最後のフイーチャーマッチを戦うデッキは、二つの青白黒石鍛冶。既に公開されているデッキリストをご覧になっていただければお分かりになるとは思うが、二つとも非常によく似た構成である。そして申し訳ないが、このマッチに関しては、どうかビデオカバレッジの方を視聴していただきたい。いきなりこんなことを言い出すのもどうかとは思うのだが、とにかくゲームの内容が濃厚過ぎて、とても言葉ではその素晴らしさを表現しきれなかったのだ。己の文才の乏しさを全くもって嘆くばかりである。

Game 1 http://www.nicovideo.jp/watch/sm18913326

Game 1

開始早々に互いに《コジレックの審問》を打ち合い、まずは相手の初手を確認するところからゲームスタート。関本は《渦まく知識》を、表西は《師範の占い独楽》を、まずは叩き落とす。

続けざまに表西は《思考囲い》《コジレックの審問》を浴びせていくが、関本も対応して《渦まく知識》を唱えて被害を最小限に抑える。

手札破壊の応酬がいったん終わったところで、失ったリソースを回復するべく関本は《精神を刻む者、ジェイス》を唱える。表西がコントロールする《忍び寄るタール坑》を意識して、まずは忠誠値を5に引き上げる。

しかしこれを表西は《精神を刻む者、ジェイス》の対消滅により対処する。再び関本が《精神を刻む者、ジェイス》を設置しようものなら、即座にそれも対消滅。

満足にリソースを回復できなかった関本は、《瞬唱の魔道士》で《渦まく知識》を使いまわして手札を整理しようとする。表西も続けて同じ行動をとるという、まさにミラーマッチらしい光景である。互いの《瞬唱の魔道士》はコンバットで相打ちした。

ここまで先手の関本が常に主導権を握っているように見えたが、ようやく表西が攻めに転じる。まずは《殴打頭蓋》を通して、4点のクロックを用意した。

関本も負けじと《石鍛冶の神秘家》で《殴打頭蓋》をサーチし、さらにそれに《梅澤の十手》を纏わせようとするのだが、これは表西の《剣を鍬に》で除去される。さらに《ヴェンディリオン三人衆》によって、今まさにサーチされたばかりの《殴打頭蓋》はライブラリーの底へ追放される。

関本は3枚目となる《精神を刻む者、ジェイス》を通して何とか解決策を模索する。まずは細菌トークンをバウンスして、再び《石鍛冶の神秘家》を唱えて《殴打頭蓋》を手札に戻す。さらに表西の《ヴェンディリオン三人衆》を《剣を鍬に》して《精神を刻む者、ジェイス》を守る構えだ。

しかし安心したのも束の間、全く同じ悪夢が関本を襲う。すわなち、再び関本の《石鍛冶の神秘家》は農場に送られ、《殴打頭蓋》は2枚目の《ヴェンディリオン三人衆》によってライブラリーの底に沈められた。さらにその《ヴェンディリオン三人衆》によって、《精神を刻む者、ジェイス》が破壊された。

関本はさらに4枚目となる《精神を刻む者、ジェイス》をキャスト!再びトークンをバウンスして時間を稼ぎ、これまた先のターンにトップデッキしていた《聖トラフトの霊》に《梅澤の十手》を装備させて攻撃する。これは表西の《瞬唱の魔道士》と相打ちするが、《十手》に乗ったカウンターを使って《ヴェンディリオン三人衆》を対処することに成功する。これで関本にとって、当面の脅威は《殴打頭蓋》だけだ。

続けて表西のドローフェイズに《ヴェンディリオン三人衆》を召喚する。手札を確認の後、《石鍛冶の神秘家》をライブラリーの底に沈める。

その返しに、表西は《殴打頭蓋》を装備したトークンと《ミシュラの工廠》で《精神を刻む者、ジェイス》を攻撃した。対応して関本は《瞬唱の魔道士》を唱えるのだが、これを表西は《Force of Will》で打ち消す。攻撃が通り、関本の墓地には4枚目のプレインズウォ-カーが落ちる。

ここでようやく表西も《梅澤の十手》をドロー。即座にこれをキャストし、対応して関本は全てのカウンターを自身の《梅澤の十手》から取り除く。まずは細菌トークンを-4/-4して、残りの分はライフゲインに充てた。

なんとか一時的に《殴打頭蓋》から逃れた関本だが、当然ではあるが本質的な解決には至っていない。完全な息切れに陥り、《殴打頭蓋》に対する回答が見つけられない。

何度でも不死のゾンビのごとく復活する細菌トークンを前に、これ以上の対処は彼にはもはや不可能だった。

表西 1-0 関本

Game 2

再び関本が《コジレックの審問》を唱えるところからゲームが開始した。

初手から土地がなかなか増えない表西は《渦まく知識》に活路を求めようとするが、これに関本の《呪文貫き》が突き刺さる。

さらに表西が《石鍛冶の神秘家》で《梅澤の十手》をサーチしようものなら、返しで再び関本は《コジレックの審問》を唱えてそれを叩き落とす。しかしここで《殴打頭蓋》と《Force of Will》を確認した関本は頭を抱えることになる。次のターンには表西の《石鍛冶の神秘家》がアクティブになってしまい、第一ゲームを決定づけた《殴打頭蓋》が登場してしまうからだ。

そしてターンが表西に再び渡り、即座に《石鍛冶の神秘家》の起動が宣言される。関本は一応《ヴェンディリオン三人衆》でレスポンスしてみるのだが、これは既に確認済みの《Force of Will》の餌食となる。

クロックの登場を許してしまった関本も何とか攻め手を用意したいところだったが、ここでの次の一手は一足遅い《剣を鍬に》と噛み合わない。表で《石鍛冶の神秘家》を、《瞬唱の魔道士》によるフラッシュバックで細菌トークンを追放してみるのだが、これもただの時間稼ぎにすぎない。

その間も表西は《未練ある魂》《精神を刻む者、ジェイス》と脅威を打ち出していく。《精神を刻む者、ジェイス》は《呪文貫き》して登場を許さなかったのだが、2体のスピリットトークンが、そして何より《殴打頭蓋》が全く止まらない。

まず《渦まく知識》を、さらに残り少ないライフを犠牲にフェッチランドを起動して、《瞬唱の魔道士》でもう一度《渦まく知識》を。必死に解決を図ろうとしてみる関本。してみるのだが、残念ながら報われない努力というものも現実にはあるわけで。

表西 2-0 関本
表西Win!

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